こんにちは!ももぶぶです!
今回も引き続き、コンサルタントの採用面接で課されるケース面接の参考書、対策本、問題集についてまとめました。
前の記事はこちら↓

今回はケース問題に取り組むのに慣れてきた方の+αになる問題集や、参考書をご紹介します。
一次面接を通過できる方に特に参考になる本を、と思い紹介させて頂きます。
過去問で鍛える地頭力
この本は、初心者向けの本としてよく薦められる本の一つではありますが、あえて中級者向けのカテゴリーでご紹介したいと思います。
個人的には以下のような方におすすめです。
・ケース問題に対する考え方の質を高めたい方
・詳しい解説の付いた良問に取り組みたい方
・現役戦略コンサルタントの考え方を知りたい方
過去問で鍛える地頭力の特徴
この本の一番の特徴は、ケース問題に対する戦略コンサルタントの考え方を知ることができるということにあります。
ケース問題に取り組んでいて感じる悩みの一つに、自分の考え方や出した答えは合っているのだろうか?という不安があるのではないでしょうか。
その点、この本では、日々ケース問題のような、現実の問題に取り組んでいる戦略コンサルタントの視点を知ることができます。
問題を見て解答例を見るという使い方でも良いですが、問題に本気で取り組んでみると、自分の回答がどこまでいい線行っているのか、不足している視点は何なのかが分かるのでお勧めです。
実は私がはじめに手に取った参考書は本書だったのですが、その当時、完全にケース問題初心者だった私にはうまく使いこなせませんでした。
逆に言うと、ある程度ケース問題への理解が深まってきた方には、ピッタリの本だと思います。
自分なりに考えることが出来るようになってきて、でも本質的、かつ、網羅的な視点で考えられているのか、いまいち自信がないという方に非常におすすめな一冊です!
戦略コンサルティング・ファームの面接試験
この本では、タイトルのとおり約400ページにわたってケース面接のイロハや、ケース面接の取り組み方、ケース問題の事例集がまとめられています。
精読するにはページ数がやや多いですが、有用な情報がところどころに散りばめられており、強弱を付けて読み込めばとても参考になる良書だと思います。
以下のような方にお勧めです。
・ケース面接のプロセスや対策について知りたい
・ケース面接で役立つフレームワーク(視点)について知りたい
・フェルミ推定ではなく、売上向上策等のケース問題と解答例が欲しい
戦略コンサルティング・ファームの面接試験
この本は、ハーバード大学の就職課で学生向けのケース・インタビュー指導を行ってきた方の著書の訳本です。
海外の本ですが、ケース面接の目的と企業側が見たい採用候補者の資質は同じなので、書いてある内容はとても参考になります。
むしろ日本でのケース面接向けの内容になっていないので、網羅している内容が広く、読むと視野を広げることが出来ると思います。
本の構成をざっくり書くと次のとおりです。
- ケース面接の一般的なプロセス
- ケース面接の対策、面接時の心構え
- 作者の推奨するアイビー・ケース・システムの紹介
- ケース面接で使えるフレームワーク、ツールの紹介
- ケース問題実例集
個人的には、ケース面接の対策のために何かをみっちり記憶するというのは流儀に反しているので、アイビー・ケース・システムを精読するのはおすすめしませんが、他の内容はとても参考になりました。
ケース面接の一般的な対策や心構えについて書いてある本はあまり多くないので重宝しましたし、フレームワークの紹介も視野や考え方の幅を広げるのに役立ちましたし、ケース問題実例集も参考になりました。
面接を受ける前にさっと目を通してから望んだり、忘れたころにフレームワークを確認し直したり、ケース問題を解き疲れた時に、問題実例集を読み物として読んだり。
そんなに安い本ではありませんが、十分に元は取ったとなという印象です。
まだお持ちでない方は、購入を検討されてはいかがでしょうか。
戦略コンサルティング・ファームの面接攻略法
この本では、タイトルの通り、ケース面接の攻略法が約250ページにわたってまとめられています。
問題集というよりは参考書という内容で、ケース面接にどう取り組めば良いかが分かりやすくまとめられています。
次のような方にお勧めです。
・ケース面接の対策方法を知りたい
・問題によって柔軟に対応できるフレームワークが欲しい
・面接官の視点から書かれた対策本が欲しい
戦略コンサルティング・ファームの面接攻略法
この本は、元マッキンゼーの戦略コンサルタントで面接官として数多くの面接を実施したことがある方の著書の訳本です。
候補者側からの視点だけではなく、面接官側の視点も踏まえた対策本となっているので、ケース面接の攻略法を知るのに最適な本です。
提案されているケース面接の取り組み方は、杓子定規に型にはめたものではなく、仮説を立てて検証していくという本質的な考え方に基づいています。
筆者推奨のフレームワークも紹介されていますが、覚えるのは基本となる3つだけで、あとはケースに合わせて柔軟に変えていくという考え方も理にかなっていると思います。
私の課題解決型のケース問題へのアプローチは本書を参考にしたところが大きく、面接においてとても役に立った本の1つです。
デメリットを上げるとすれば、一部日本ではあまり実施されていないケース面接の型式が紹介されていることがありますが、それも大きく外れたものではなく、読み物として参考になります。
この本なしには、面接を通過できなかったと思うほど、私のケース問題の考え方に好影響を与えた本ですので、ぜひともお勧めします!
おわりに
一次面接を通過された方を念頭にケース面接中級者への方のお勧めの本を3冊ご紹介しました。
どれもとても役に立つ本ですので、是非とも皆様にもお勧めしたいです。
皆様のケース面接が首尾よく進むことを祈ってこの辺で。
それでは、また!
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